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2008年8月23日 (土)

再び部活動を考える

  部活動は普通、異年齢集団の生徒の寄り合い所帯です。その中に、先輩がいて、後輩がいて、同学年生がいて、その全体を取り仕切る部長がいます。当然そこには、揉み合い、揉まれ合いがあります。いじめる先輩がいるかと思えば、それを庇ってくれる先輩もいます。後輩は先輩に従うのが普通ですが、先輩だからといって油断はできません。いい加減な先輩に対しては、後輩が陰で批判したり、馬鹿にしたりもします。同学年生は親しい仲間であると同時に、正選手の座をめぐって切磋琢磨する競争相手にもなります。この中で生徒は、厳しい練習と同時に、縦横の難しい人間関係をこなす術を自然と学んでいきます。部活動をしている生徒にとって、部は一つの社会そのものです。ガキ大将に率いられた近所の子ども集団がなくなった今、部活動はそれに替わる貴重なこども社会を提供してくれています。

 何故この日本独自といってよいほどの素晴らしい活動を、国はその教育施策の中でもっと生かそうと考えないのでしょうか。「総合学習」などという、結局はよく分からなかったものを導入してお金を使うよりも、余程その方が効果的です。前号でも言いましたが、部活動はもっぱら顧問の教員の熱意で運営されています。生徒の体力や家庭生活とのバランスを考えながら、顧問の教員は、自身の体力や家庭生活、そして校務とのバランスにも苦しみながら活動しています。  学校教育の中での部活動の位置づけをしっかりさせ、指導する教員に活動しやすい環境を作ってあげることが必要だと思います。(19/3)

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