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2008年9月 1日 (月)

食育は大事ですが・・・

  先日、全国学力調査の結果が公表されました。その中で、「朝食を毎日食べる」子どもの正答率が高いことが、今年も指摘されています。規則正しい生活と学力との相関関係は確かにあります。でも、そのもう一つ裏側もあるのではないでしょうか。

  親が子どもにしっかりと朝食を食べさせるためには、子育てに対する親のしっかりとした考え方が必要です。それと同時に、一定の時間的余裕が親に確保されていることも必要になります。このどちらか一方が欠けても、親は子どもにしっかりと朝食を食べさせることが難しくなります。生活や仕事に追われている親は、子どもの朝食の時間にはもう家を出ています。あるいは、前日の残業や夜勤明けでまだ寝ています。子どもが一人でも食べられるように用意をしておく親が大半ですが、手を抜く(抜かざるを得ない)親もいます。親がその場にいなければ、親が用意しておいた朝食を勝手に食べない子どももいるでしょう。つまり、親に時間的な余裕がないと、子どもの朝食は不十分なものにならざるを得ない傾向があります。

  「食育」なんて言う言葉が昔からあったのかどうかよく分かりませんが、食事が単に身体の成長だけではなく、人間形成の全てに係わっているということは確かでしょう。朝食をしっかりと取らせる家庭の子どもの成績が良いというのも、その通りだと思います。でも、もともと子どもにしっかりと朝食を取らせることができる家庭は、とりわけ朝の時間帯に親に余裕がある家庭だと思います。つまり、あまり言いたくはないことですが、親の経済力と一定の相関関係があるはずです。こういう家庭では恐らく子どもの学習環境も整備されていますので、当然子どもの学力は高くなる傾向になります。つまり子どもの成績が良いのは、朝食のせいというよりも、きちんとした朝食を可能にするだけの親の時間的余裕と、更にそれを可能にする親の経済力の結果であるような気がします。お断りするまでもなく、これはあくまでも傾向や確率の話にはなりますが。(18/16)

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