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2009年6月 5日 (金)

特別な支援を必要とする子ども

  特別な支援を必要とする子どもたちがいます。私の職場にもいます。彼らの態様は様々ですが、すぐに分かるのは彼らの素直さです。「今日は楽しかったかな?」と尋ねると、必ず明るく大きな声で、全員が声を揃えて「はーい」と返してきます。子ども同士の会話も、明るく屈託がありません。もちろん、自分の思い通りにならなくて、壁をたたいたり、大声をあげたりする子どももいますが、その表現はストレートで悪意はありません。斜に構えるとか、いじわるや陰湿、打算等とは無縁のようです。

 彼らの様子を見ていると、つくづく人間の本質は「善」、又はそれに近いものではないかという思いがします。人間は進化の過程で、厳しい生存競争に打ち勝つため、他人を騙し欺いたり、場合によっては殺すこともありました。こうした「負の力」は生き抜くためには必要な力だったかもしれませんが、同時に妬みや憎悪といった「負の要素」も人間にもたらしたのではないでしょうか。ところが彼らにはこうした「負の力」がなく、およそ無防備です。ですから同時に、後から人間に備わった「負の要素」もありません。彼らは確かに「特別な支援を必要とする子ども」かもしれませんが、人間が本来そうあるはずだった「善」、又はそれに近い部分だけはしっかりと根幹に保持している、私にはどうもそんな気がします。ますます増大する「負の力」や「負の要素」に屈して、「善」の部分を失いつつあるのは、むしろ私たちのようです。(20/40)

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コメント

マリーナさんへ

コメント、有り難うございます。

障害は「病気」というより、その子どもの「個性」として考えるようにと、日頃指導を受けています。
そう考えると、彼らの「個性」の中にも、光るものが
見えてきます。

    くりりん

ますます増大する「負の力」や「負の要素」に屈して、「善」の部分を失いつつあるのは、むしろ私たちのようです、というのは考えさせられますね。
特別な支援を必要とする子ども達に日常接していて感じた生の声なんでしょうね。これからもこのような子ども達のために頑張ってください。

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