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2010年2月26日 (金)

スポーツって何だ

 ゴルフをしない私ですが、ゴルフを見ていて時々思います。小さなボールを棒で叩いて、遠く離れた地面の穴にそのボールを入れます。変なスポーツです。穴にボールを入れるまでの、棒で叩く回数が少ない方がよくて、その回数の少なさを競います。1回で入れたら、もうみんな大騒ぎです。だからどうだって言うのでしょう。 わざわざお金まで払って、そんなものを見に行く人がいるなんておかしいです。ゴルフ愛好者や遼くんには申し訳ないですが、私はやはり変なスポーツだと思います。そう考えると、テニス、野球、サッカーも、みんな変なスポーツに思えてきました。

  スポーツはもともと生存競争や戦争に由来するのでしょう。速く走れて、遠くまでヤリや石を投げられれば、それだけたくさんの獲物を獲得できたでしょうし、恐ろしい獣からも逃れることができたでしょう。敵よりもより優れた身体能力を持つ戦士を育成できれば、敵を打ち負かすこともできます。陸上競技、射撃、アーチェリー、フェンシング、柔道などは、恐らくこの流れのスポーツでしょう。そういえばマラソンだって、戦争勝利の報告で戦士が走った故事に由来しています。でも現代では、身体能力の高さは必ずしも生存競争や戦争の有利さに直結しません。仮に100メートルを9秒で走れたとしても、だからどうだって言うのでしょう。

  絵画や音楽は、見る人聴く人に感動を与える芸術です。それをする人にとっては、自分を表現する手段であったり、娯楽であったりします。人に与える感動、やる楽しみ。これならスポーツもまったく同じであることに気づきました。それまでの血の滲むような努力の成果を、一瞬の動きの中に凝縮して爆発させる。極限への挑戦です。だから私は、スポーツは芸術の一種なんだと思うことにしました。スポーツはさしずめ「動く芸術」です。真央ちゃんのフィギュアはもちろんのこと、遼くんのゴルフも「動く芸術」なんです。

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コメント

マリーナさんへ
 
コメント、有り難うございます。
カーリングは私も観ていました。あれは確かに異質なスポーツですね。ストーンを氷上で狙い通りに滑らせるという技術の面ではスポーツ的ですが、敵のストーンのその後の動きを予め予測するというのは、かなり知的なゲームです。人間はいろいろなスポーツを考えますね。  くりりん

スポーツの由来なんて考えたこともありませんでしたが、おっしゃるとおり生存競争や戦争から生まれたものなんでしょうね。それが証拠に古典的なスポーツは全て当てはまりますし、当てはまらないスポーツはほとんどが新しく生まれたものです。ところであのカーリングというのはスポーツなんでしょうか。ゲームそのものは確かに面白く、まるで囲碁や将棋を見ているようでした。スポーツの中では最高に知的なものでしょうかね。
スポーツを『動く芸術』と捉える考え方はスポーツをやる方からではなく、観る方からの考え方ではないでしょうか。

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