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2010年3月12日 (金)

脳は最後に何をしてくれるか

  たとえ心臓は動いていても、脳がもう死んでいれば脳死状態です。生還は絶望です。反対に、心臓は止まったのに脳がまだ生きている、こういう状態があるようです。テレビで見ました。恐らく分(ふん)を単位とした短時間の勝負でしょうが、素早く人工心臓を装着して脳に血液を送り込み、とりあえず脳死を防ぎます。その後に心臓の方を治療するというのです。生還が期待できるそうです。心臓死が先に来る場合、次の脳死との間にタイムラグがあるということでしょうか。

  心臓が止まり、呼吸も止まります。つまりは息を引き取ります。「ご臨終です」と、その場にいる家族に告げられます。心臓が止まり、脳への血流がストップした直後、脳はこの非常事態にどういう反応を示すのでしょうか。相互補完を得意とする、極めて複雑な仕組みを持った人の体です。しかも脳は、人の臓器の最高位にあります。脳が最後の力を振り絞って、人生最後の大仕事を、臨終の場面の最後の数秒間か数分間で行っていたとしても不思議ではありません。

  死を直前にして、たとえ体は苦悶の反応をしていても、脳は案外「気持ちのよい」状態にある。これは何かで読みました。ドーパミンとかエンドルフィンなどの脳内物質を分泌して、脳がそのご主人に最後のご奉公をしているのでしょう。聴力は脳に近い部分の機能ですから、この時まだその能力を維持しているかもしれません。臨終の場面に立ち会った人たちの声も、ご臨終の人の脳に届いているかもしれません。もしそうなら、私が臨終の時、「お父さん、今までありがとう」と必ず大声で口々に言うように、あらかじめ家族の皆に言っておく必要があります。もちろん返事は出来ませんが、脳でその声を聞き取った私は、幸福感に包まれながら、まばゆいばかりの光の輪の中に入っていくことができます。

<参考>
「死んだ人は自分が死んだことに気がついていない、だろう」2015.4.17

http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-7a50.html

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コメント

マリーナさんへ

コメント、ありがとうございます。
もし、女房・子どもの泣き叫ぶ声が聞こえなかったら・・・。確かに十分にあり得ますね。でもまあ、笑い声でなければ、よしとしましょうよ。  くりりん

もし脳が未だ生きているとすると、臨終に際して女房・子供たちが泣き叫んでいるのも聞こえるわけですね。でも泣き叫んでなかったら気持ちよく光の輪の中に入っていけませんね。

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