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2011年12月 9日 (金)

やっぱり二宮金次郎

 東大生たちの親の年収グラフというのを見たことがありますが、見なくても中味は想像できます。犯罪を犯した人たちの親の年収グラフというのは見たことがありませんが、こちらも想像はできます。少々皮肉な例え話ですが、お金持ちの家の子どもは親が作ってくれた恵まれた環境の中で勉強して、将来は検事や裁判官になります。そして貧乏な家の子どもから成長した犯罪者を裁く立場になります。貧しくても頑張って立派な立場になった人もたくさんいることはもちろん承知していますが、割合と傾向の話ではこうなります。

 親による我が子への虐待事件が相次いでいます。そうした親の多くは、貧しい20歳前後の若夫婦です。虐待を受けた子どもは、やがてそのストレスを学校で発散させます。親には見放され、学校では問題行動を起こし、先生には叱られっぱなしの日々を過ごします。学習も進まず自尊感情を持てずに社会を恨むようになり、やがては犯罪に走ります。結婚して子どもが生まれても、自分がかつて育てられたようにしか育てられませんから負の連鎖になります。子どもは親を選べませんが、親のハンデは子どものハンデとなって連鎖します。

 子どもを持った貧しい親に、具体的な教育支援はできないのでしょうか。生活保護費のような一括支給ではダメです。その中に入っているはずの例えば修学旅行費用などは、一部のダメ親だと酒代や遊興費に消えてしまう可能性があります。子どもの教育費用を別建てで支給して外部機関が管理する、出来れば学用品などの現物で支給する、参考書購入専用の図書券を配布する、美術館や音楽会の無料チケットを配布する、学習塾の費用を補助する。お金持ちの家庭で子どもにしてやっていることの一部でも、貧乏な家庭でも子どもにしてやるようにはできないものでしょうか。

 自分の責任ではないところに、生まれついてのハンデを背負っている子どもたちがいます。彼らに学習機会を保障し、努力次第で向上できるという夢や希望を持たせるのです。貧しくても努力で成功した人物の物語をたくさん聞かせるのもいいでしょう。それならやっぱり二宮金次郎です。 

<参考>
「手本は二宮金次郎」2011.1.7

http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-84fc.html

<今日のメロディー>
「kinjirou.mp3」をダウンロード 二宮金次郎♪
 


よく行く小学校の金次郎さん。柵に入れられ、ちょっと気の毒。
2011_09160004


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コメント

monさんへ
コメント、ありがとうございます。
そう言えば、二宮金次郎みたいに下を向いて歩いている人を最近よく見かけますね。
立っても座っても歩いても、下を向いている人ばかりです。他の国でもそうなんでしょうか。  くりりん

こんばんは~
今や、二宮金次郎さんも、Iフォンを使う時代となり、
そんなCMそ考える人もどうでしょうねぇ~
そして、その普及により、みんな下を向いて歩く人が多くなり
事故も増えました。 

子は親の背中をみて育ちますが、
どんなに貧乏でも、親の苦労をみていれば、
そんなに悪い子は、育つことはないですね。
お金がなくなれば、生活保護で、お金をもらえば
すぐ、パチンコして使って、威張っている。
そんな見本の中では、ふつうな子は育っていかないですね。
そして、いつも、すごい勢いで叱ってばかりいた子は、
パニック症候群となり、情緒不安定な子になってしまい、
今や恐怖となっています。
それを、なにも言えず、冷ややかに、みている自分が
いつもがっかりしています。--;

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
民主党の子ども手当もいいのですが、この手当のお金をしっかりと子どものために管理できるのは、一定以上のレベルの親です。この手当が本当に必要な子どものところにまで、その恩恵が行き渡っているのかどうか疑問です。  くりりん

東大出の父親の子供は比較的美男・美女が多いです。これは東大出ということで、比較的美形の妻を娶ることができるからです。こんな調査結果を見たことはありませんが、多分そうだと思ってます。この項のテーマとは関係ないですけどね。
貧しい親を持つ就学児童に、具体的な教育支援がなぜ出来ないのでしょうか。なにか障害があるのでしょうか。財源がないのでしょうか。これはバラマキではないはず。日教組はこのような課題に取り組んでいるのでしょうか。

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