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2013年4月 5日 (金)

教師は怖い職業です

 小さい頃教わった先生たちのことを時々思い出すことがあります。思い出される先生の言動のうちのあるものを、自分が大人になった今改めて再吟味してみると、子どもの頃には気づかなかった先生の素顔をそこに新たに発見する、というようなことがあります。

 教師だった自分も、教え子たちに今同じように再吟味されているかもしれません。私は若い頃ずいぶんと適当なことを言ったりやったりしたような記憶がありますが、実はあまり覚えていません。ところが教え子たちはそれをしっかりと覚えていて、その時の私の言葉や行動の意味をあとで反芻している可能性があります。私自身もその後多少は成長したかもしれませんが、生徒にとってその後出会わない教師はその時点の記憶で止まっているわけです。つまりは、立派な見識を持つ大人になったかつての教え子たちが、未熟だった私の言動を思い出し再吟味して再評価するのです。こちらの記憶がはっきりしないだけに余計に怖ろしくなります。

  今日あたりから新学期が始まりますが、特に若い先生には言いたいです。迂闊な言動には注意しろ、相手を子どもと思って侮るな、40年後を考えろ。

<参考>
「名前から顔は思い出すが顔を見ても名前は出てこない」2015.6.19

http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-4587.html

<今日のメロディー>
http://youtu.be/p9jU4r6vdgg 春風♪

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コメント

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
賢い親は、我が子の前で意図的に教師を褒めます。
そうでない親は、我が子の前で教師をこき下ろします。
これによる、子どもへの影響の違いはかなり大きいですね。
教師を褒める時は子どもの前で、教師を批判する時は子どものいない時に、これが原則です。  くりりん

子どもだった教え子が、成長してから先生を再評価するならまだいい方ですが、最近は親が日常的に評価する時代ではないでしょうか。家族団欒の食卓で、今日先生がこんなことを言っていたと語られていると思うと、先生も怖いですよね。

 二十歳前に読んだ時の感想と、
還暦後の本の読み方は変わります。
 是非、くりりんさんも今の歳で、
お読みすることをお勧めします。

cotton harbourさんへ
コメント、ありがとうございます。
石川達三の「人間の壁」は読んでいません。そんなに恐ろしいことが書かれているのでしょうか。読まなくてよかったです。
こちらの小学校は33名ほどの入学式でした。  くりりん

 本日、小学校95名、中学校300名の入学式でした。
その昔、石川達三「人間の壁」
読んで、教師の道を放棄しました。 
とても、聖職の道を全う出来ないと・・・
 兄もオヤジも先生でしたが

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