« いっときの大騒ぎ | トップページ | 許される基準と許されない基準の境目 »

2014年6月27日 (金)

冷静になれ、と言うけれど

 どこの学校にも、教師に逆らったり友だちを虐めたりする子どもがいます。こういう子どもの大半は、抱えている背景は様々ですが、種々の環境要因からくるストレスで欲求不満の状態に置かれています。ストレスの処理は大人にもなかなか難しいことですが、子どもにとっては尚更のことになります。結局、彼らにとって一番簡単で手近な処理方法は、学校の器物を破壊するか、他の子どもを虐めたり教師の指導に反抗することになります。

 こういう背景を理解していたとしても、教師も人間です。注意したら、「オメーはうぜーんだよ」とか「あっち行け、キモイ」とか言われて、動揺しない教師は少ないでしょう。物を壊したり他の子どもを虐めている現場を目の前にしたら、とても冷静ではいられません。それでも殴ったら負けですが、人間の感情はそうそううまくコントロールはできません。教育力の高い教師はどんな場面でも冷静に対処できる、とよく言います。そうかもしれませんが、私の経験ではむしろ冷静さを失って子どもに掴みかからんばかりになる教師の方が、むしろ子どものことを考えていた教師だったような気がします。

 昔、ある心理学の専門家が、依頼されて大学で特別講義をしました。青年の心理についての授業でした。ところが大学生は私語が多く、講義をまるで聴いてくれません。何度注意してもダメです。講義が終了した後、その専門家は思わず言いました。「大学の先生たちの苦労がよく分かりました。正直に言いますが、私は注意を全然聞いてくれない学生に殺意すら抱きました」。確かにこの心理学の先生は正直ではありましたが、授業中の私語くらいで殺意を抱くようでは、小中高校の教師は多分務まらないでしょう。

 子どもの心の奥底にある訴えや悩みに気づき、教師はそれに静かに寄り添うことが必要、よくこう言われます。確かにその通りかもしれませんが、特に現場を知らない専門家と称される人たちにこう言われると、正直言って私はムカムカします。

 今回は私の愚痴になりました。ごめんなさい。

<今日のメロディー>
「makibanoasa.mid」をダウンロード 牧場の朝♪

緑の三渓園 2014.6.20
013

021

022











« いっときの大騒ぎ | トップページ | 許される基準と許されない基準の境目 »

教育・学校」カテゴリの記事

コメント

monさんへ
コメント、ありがとうございます。
昔はみんな生きることに精一杯で、我が子の学校での様子などにあまり関心を持つ余裕もなく、先生にお任せでした。その分、先生は気楽でしたね。今は、担任の一挙手一投足に保護者の関心が集まっています。  くりりん

こんにちは~★
わたしも、教育現場の受け身のほうでしたから、
くりりんさんの怒りもわかりますが、ひねくれた
生徒たちの言動も、昔、よく、聞きました。
 小さな子供のうちは、かわいいのが先にきますが、
大きくなるにつれて、憎たらしいのが先になります。
でも、「ドラマ」の「花子とアン」の小学生でも、
はやしたてたり、ヤジをとばしたりと、いつの時代も
変わらないものだと思いました。

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
高校生以上になれば年長で義務教育ではありませんので、厳しい罰則が適用されてもやむを得ない部分もあると思います。小学生の場合は、指導者側の指導力が問われる部分が大きいでしょうね。問題は中学生の場合です。悩みの大きいところです。  くりりん

私は教育現場を全く知りませんし、教育の専門家でもありませんが、授業を妨害するような行為を繰り返すことは犯罪として罰することはできないのでしょうか。
日本国憲法第26条第1項に「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」という規定があるのですから、その教育を受ける権利が脅かされるような行為は重罪です。たとえ荒れる生徒の背景に何があろうと、毅然と対応するべきだと私は思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 冷静になれ、と言うけれど:

« いっときの大騒ぎ | トップページ | 許される基準と許されない基準の境目 »