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2014年11月21日 (金)

病症利得

 自分の病気を意識下では治りたい治したいと思っているのに、体の具合が悪いことで周囲が心配してくれるとか、病気のままなら仕事や苦しさから逃避できることなどを潜在意識の中で願ってしまう、そういう心の働きがあります。意識では治りたいと思いながら、心の奥では治りたくないという矛盾した思いが強く働いている状態です。病気の症状のままで利を得ようとするこの心の有り様を、「病症利得」と言うそうです。  

 私がこの言葉を聞いて、一番該当するのは不登校だと思います。本人は、「今のままではいけない」「何とかしなくては」と強く意識しています。ところが、今の状態は苦しい状態ですが、同時に、外の厳しい現実とは向き合わずに済むそれなりに安定している状態でもあります。今の不登校の状態から抜け出すためには、いったんは自分の殻を破り、外の厳しい現実と再度向き合わなければなりません。でもそうすれば、心は不安定になり、また傷つくかもしれません。それは怖ろしいことです。やっぱり「今のままの方がよい」と考えて、再び心の殻を閉ざします。意識下では治したい登校したいと強く願いながら、不登校のままの状態を本人も気づかない心の底では望んでいます。矛盾した心の状態の中で膠着し立ち竦んでいます。一番苦しんでいるのは本人であることは間違いありません。

 だから、日本で一流の心の名医がついても、愛子様の不登校はなかなか治せません。

<参考>
「病症利得・その2(愛子様の不登校を治すには)」2014.11.28
 
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-bcda.html
「愛子様の不登校を治すには・その2(アドラー心理学を利用して)」2014.12.5
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-743a.html

<私の好きな歌>
http://youtu.be/8QTEKW_XkOg 桑港のチャイナタウン♪

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コメント

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
確かにそれも「病症利得」の一種かもしれません。嫌な学校行事があると、当日風邪でもひかないかなと期待するのもそうですね。  くりりん

昔子供のころ、病気(ほとんど風邪)で寝込むと、突然親がやさしくなり、チョコレート(当時は貴重なお菓子)を買ってくれたことがありました。こんな時は「症症利得」なんていう心理状態になったのでしょうか。単なる「甘え」だったような気がします

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