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2014年11月28日 (金)

病症利得・その2(愛子様の不登校を治すには)

  (前回の続きです)
 意識下では治したいという心と、潜在意識の中では治りたくないという心とが、同一の本人の心の中で矛盾して存在している心の有り様が、不登校の問題を難しくさせています。再び例にして恐縮ですが、例えば愛子様の不登校を治すには、愛子様の矛盾した心をひとつにする必要があります。

 「不登校でも構わない」。本人の心をこれに一本化する方法は、とりわけ長期化した不登校に対してよく試みられます。私は専門家ではありませんが、多分正解だろうと思います。但し、難しい問題があります。「不登校でも構わない」という心に、本人の心をなかなか一本化できないのです。「不登校でも構わない」と言いながらも、周囲は出来れば登校させたいと本心では思っています。不登校を治そうとする周囲の意欲や意志が、それでなくても敏感になっている愛子様に感じ取られているうちは、愛子様の不登校はなかなか治らないでしょう。周囲が自分の不登校を治そうとしているということは、自分が置かれている今の状態が「まずいこと」であると愛子様に再認識させてしまうからです。

 登校したくても登校できないという自責の念を、愛子様と同時に雅子様も持っているでしょう。愛子様は自らの自責の念に苦しむと同時に、母雅子様の自責の念をも敏感に感じ取って、「私は親に心配を掛ける悪い子」とまた苦悩することになります。親子が共に、その自責の念を少しでも和らげるため、不登校の原因をクラスのいじめとか教師の不用意な一言とか、学校の環境に求めることもあります。なかなか難しいことですが、心の一本化は、愛子様よりもまず周囲、とりわけ母親の雅子様に求められていることになります。(次回に続く)

<参考>
「病症利得」2014.11.21

http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-7a85.html
「愛子様の不登校を治すには・その2(アドラー心理学を利用して)」2014.12.5
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-743a.html

<私の好きな曲>
http://youtu.be/EveyvlPVaPI 上海の花売り娘♪

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コメント

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
不帰宅社員という言葉は初めて聞きました。自宅に帰りたくないからいつまでも会社に居残っていたり、会社を退勤してもどこかをほっつき歩いて、自宅へなかなか帰らない社員ですね。いろいろ事情があるんでしょうね。そう言えば、私にもそんな時期があったような気がします。  くりりん

不登校問題がこんなに奥深いものであるとは考えたこともありませんでした。私は単純に、勉強が嫌い、解らない、いじめっ子がいる、親離れできないなど現象面のみでとらえていました。さまざまな問題が複雑に絡んでいるんでしょうね。
会社にはよく不帰宅社員がいました。これも私は単に恐妻家だと思ってましたが、そんな単純な問題ではないのでしょうね。ただそれだけの人もいましたが。

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