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2015年9月 4日 (金)

悩みに対処する「人間関係学」を学校の必須にできないか

 人間関係に悩むのは大人だけではありません。子どもも全く同様です。悩みのない子どもはほとんどいません。そして、悩む子の大半は人間関係で悩んでいます。親との関係、兄弟との関係、学校の先生との関係、友達との関係など、毎日の様々な人間関係のトラブルが子どもたちを悩ませています。

 やがて子どもたちは大人になります。大人になれば、職場の人間関係に悩むことになります。上司や部下との関係、同僚との関係、お得意様との関係等々です。もちろん、家族との関係にも悩むでしょう。

 本屋さんを覗けば、陳列棚には人間関係の本がたくさん並べられています。たくさん並べられているのは、たくさん売れるからです。いかにたくさんの人たちが人間関係に悩んでいるかの証拠でしょう。

 相手の痛みが分からない鈍感な人がいます。相手の言葉に必要以上に反応してしまう敏感な人もいます。だからトラブルが発生します。悩みが生まれます。子どもの今も、そして将来大人になってからも、人間関係の悩みは人生に付きものです。人間は必ずこれで悩み傷つき、中には自殺する人さえもいます。引きこもりや学校でのいじめや不登校も、人間関係が破綻した結果でしょう。

 人間は一人では生きられません。人と人との関わり合いの中、つまりは人間関係の中で人は一生を送ります。人間関係がこんなにも人の一生に付きものであるにも係わらず、学校では「人間関係学」の基本をきちんと教えてはくれません。道徳の授業は近似しますが、扱いが幅広くて拡散し、人間関係に焦点は絞れていません。道徳の授業の中核に、「人間関係学」を据えることはできないでしょうか。

「自分の不安やコンプレックスと正対できない人は、そのエネルギーを他者への攻撃に転化して自己防衛を図る。心の矛盾が大きければ大きいほど、その攻撃の度合いは強まる。」、例えばこれくらいのことを子どもにも分かるように説明しておけば、学校でいじめを受けても、将来職場でパワハラをされても、相手への見方の角度が変わり、悩みも少しは緩和されるのではないでしょうか。

 そんなことまで学校で教えなければいけないのか、世の中は方程式通りにはいかない、人間関係は様々な人生経験を通して自然と学んでいくべきもの、と言うかもしれません。しかし現実には、自然と学んではいません。悩みに直面してから慌てて本屋さんへ駆け込み、人間関係の本を買うのです。

 9月は特に子どもの自殺が多い月だそうです。人間関係の悩みへの対処方法を、子どものうちから学ばせるのはとても必要なことだと思います。どうでしょうか。

<参考>
「心のメガネを掛け替える・その2」2016.5.20

http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-3fb6.html

「全ての争いは認識の違いから、だから共同体感覚」2017.1.20
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-4bf4.html
「やっぱり「人間関係」を学校の必修科目にすべき」2018.2.2
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-7166.html

追分市民の森 2015.9.4
空に赤とんぼ、見えます?

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<今日のメロディー>
https://youtu.be/FwCGwrqtBAU 小さい秋見つけた♪

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コメント

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
教えられる教師がいるか、と問われると全く自信がありません。
その道の達人が各校を巡回して講演する、適切なDVDをクラスで視聴する、などでしょうか。「悩んでいるのは君ひとりだけではない」「いじめっ子ほど実は弱い、実は苦しんでいる」等だけでも教えたいのですが・・・。  くりりん

「人間関係学」。うーんこれは難題ですね。一体どんな内容を誰が教えるんでしょうか。教える先生も人間関係に悩んでますからね。今の文科省ではとても考えが及ばない課題ですね。
哲学・心理学・宗教・道徳といった多方面のジャンルに精通して、しかも人格的に尊敬されるような教師でないと務まりません。そん人いるかしら?

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