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2015年10月 9日 (金)

ただひたすら黙って聞いてあげる、それが一番

 生徒が暗い顔をして何か問題を抱えていそうな時は、先生がその生徒を呼んで事情を聴き相談に乗ります。生徒の方から持ち掛けられて相談に応じることもあります。相談活動は、学校の先生にとってとても大切な生徒指導のひとつです。

 その生徒にとっては初めて経験する人生の大問題であったとしても、ある程度の経験がある先生には、そんなレベルの問題はよく聞く話になります。あるいは、若い頃の自分の経験に照らして、その問題に対して簡単にアドバイスができる場合もあります。だから、生徒の話を少し聞きかじっただけで、先生は自らの話を始めようとします。

  相手の生徒にばかり話の主導権を与えると、こちらの話のポイントに流れを引き込めない焦燥に駆られる先生もいます。生徒が寡黙で会話に沈黙の間が生まれると、これにも先生は不安を感じます。沈黙を我慢出来ずに、何かしゃべらなければと先生は焦ってしゃべり出します。

 滔々と話した後、「な、そうだろ!」と言って生徒を無理やり納得させたり、「はい、分かりました」と生徒に言わせて、この指導はうまくいったと先生は自己満足します。自分の説教で、相手の生徒を感心感激感動させたと思い込むこともありますが、大体は先生の一人合点です。これは私の場合です。

 話をして自分だけいい気分になっていても、実は問題はちっとも解決していない、ということがよくあります。たとえ正解の解答を教えられても、それは必ずしも問題の解決にはつながらないということでしょうか。その解答が自分自身で見つけたものでない限り、あるいは自分自身で見つけたと思わせない限りは、問題の解決にはならないのでしょう。

 相手の問題にどう対処してよいか分からない時はもちろん、余程自信がある場合でも、下手な話をするよりもただ黙って聞くに徹するのが一番です。時々相槌をうったり、簡単な質問をしたりしながら、相手に9割方をしゃべらせる、本当はこれが一番難しいのですが、最初からそのつもりでいるなら誰にでもできるでしょう。一方的にしゃべっているうちに、相手は自然と心の中が整理でき、そのうち自分で解答を見つけるでしょう。それが一番です。

<参考>
「子どもの問題行動への対応」2018.5.25

http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-c462.html

ひたち海浜公園の紅葉前のコキア
(老人会の旅行で)2015.10.5

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<今日のメロディー>
「kakashi.mp3」をダウンロード 案山子♪

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コメント

ヨッキーさんへ
コメント、ありがとうございます。
これは特に高齢者の話し相手の時、有効だと思います。高齢者は自分の話を相手にとにかく聞いてもらいたいのです。 くりりん

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
「さしすせそ」の極意、いいですね。相手に迎合するのは私の得意版ですので、私には最適です。「す」は「すご~い」ですかね。
くりりん

私が一番苦手な事です。これか先も苦手でしょうが、相談を受ける事もないでしょうから、ホッとしています。
老人会の写真良いですね。

つい最近このテーマにあった記事が新聞に出てました。相手の話をよく聞いてあげるには「さしすせそ」が極意だそうです。
「さすが」「知らなかった」「センスいい」「そうなんだ」など、相手の話を促す相づちの頭文字をつなげたものだそうです。
何だか相手に迎合し過ぎの感じで、私にはとてもできそうもありません。

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