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2018年2月 2日 (金)

やっぱり「人間関係」を学校の必修科目にすべき

 学校では相変わらずいじめがなくなりません。子どもたちは、友達グループから仲間とはみなされないことを怖れています。自分だけが誘われないことを怖れています。だから、自分以外の誰かがいじめや仲間はずれの標的にされれば、そのいじめに加担しないわけにはいかないのです。

 いじめや仲間はずれで悩み苦しみ、中には自殺する子どももいます。大人の職場でもこれは変わりません。いじめ、セクハラ、パワハラがあります。上司や部下や同僚との対人関係で悩んでいる社会人は大勢います。

 家庭内でも、DVなどの夫婦関係、親子関係、嫁姑の関係の悩みや苦しみがあります。ちょっとした他人の言動に切れて、高速道路で煽り運転をして死亡事故につながった事件もありました。殺人事件も大半は対人関係のもつれが原因です。テレビや週刊誌は、売れると思えば有名人の対人関係(交際関係)のニュースを大きく取り扱います。SNSでも、欲求不満の解消策として、他人への罵詈雑言が絶えません。 

 人の悩みは健康とお金と対人関係、この三つに集約されます。中でも対人関係は、対象が複雑なだけに悩みや苦しみは大きく、また解決が難しいと思います。新聞の人生相談でも、相談の大半は対人関係です。社会には対人関係の悩みが蔓延しています。対人関係で悩みのない人はいない、人間の全ての悩みは究極的には対人関係に由来する、と言っても過言ではありません。

 人間関係の知識が必要です。この知識は、毎日の日常生活の中で自然と学んでいくべき実践的なもの、とする考え方もあります。確かにその通りでしょう。しかし、基本的な知識と力は若いうちにつけておく必要があるのではないでしょうか。

 授業科目の道徳の中に、あるいは道徳の代わりに、人間関係学とでもいうものを入れられないでしょうか。将来にわたって必ずや悩みや苦しみに由来する人間関係なのですから、やはり基本的なものは学校でまずはしっかり学んで欲しい、と言うのが今日の結論です。

 主権者教育の充実を図る必修科目「公共」の新設も大事ですが、「人間関係」は人生全般に関わる、どの世代にわたっても必要な必修科目だと思います。

<参考>
「悩みに対処する人間関係学を学校の必須にできないか」2015.9.4
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-064e.html

寒川神社 2018.1.27 1月下旬ともなれば参拝者は少ない。
P1030888

「ふりつもる みゆきにたへて いろかへぬ
   松ぞ雄々しき 人もかくあれ」
(降り積もる 深雪に耐えて 色変えぬ
   松ぞ雄々しき 人もかくあれ)
  昭和天皇 昭和21年歌会始

P1030897

P1030901

<今日のメロディー>
https://youtu.be/hQaJheJdGE8 雪♪








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教育・学校」カテゴリの記事

コメント

ヨッキーさんへ
コメント、ありがとうございます。
今、一番大変な仕事は、企業の「お客様相談窓口」の電話対応ではないでしょうか。きっと言いかがりのような電話や、高齢者の訳の分からない電話も多いでしょうね。でも、その時間の仕事と思い切れば、案外割り切ってできるかもしれません。個人商店のクレーム対応は、もっと大変でしょうね。  くりりん

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
「様々なストレスに打ち勝つ方法」はいいですね。それも「人間関係学」の一つです。その関係の書籍は、本屋さんにいっぱい並べられています。中には胡散臭いものもあります。そのうち、きちんとした基本的なものを教える、ダメですかね。 くりりん

「道徳」でどうでしょうか。
身内の者が小売業で働いています。仕事で一番大変なのはクレーマー対応だそうです。接客業としては「お客様第一」ですからお客様が納得していただける様応対するのだそうです。案件には売り手側に非が有る場合ももちろんあります。ですが、そうでないものもあるそうです。様々なクレームが和解に至るようお客様との人間関係作りに悪戦苦闘だそうそうです。
でも、先生はもっと大変ですよね。物を打っている人は、仮にその物が不良品であれば取り替えがききます。
先生はそういう訳にはいきません。相手は人間です。取り替えることなどできませんからね。
人間関係で一番苦労する仕事は先生だと思います。幼稚園・保育園、小中高学校、医者さん、看護師皆大変です。なり手が少ないのは当然です。

「道徳」でどうでしょうか。
身内の者が小売業で働いています。仕事で一番大変なのはクレーマー対応だそうです。接客業としては「お客様第一」ですからお客様が納得していただける様応対するのだそうです。案件には売り手側に非が有る場合ももちろんあります。ですが、そうでないものもあるそうです。様々なクレームが和解に至るようお客様との人間関係作りに悪戦苦闘そうです。
でも、先生はもっと大変ですよね。物を打っている人は、仮にその物が不良品であれば取り替えがききます。
先生はそういう訳にはいきません。相手は人間です。取り替えることなどできませんからね。
人間関係で一番苦労する仕事は先生だと思います。幼稚園・保育園、小中高学校、医者さん、看護師皆大変です。なり手が少ないのは当然です。

「人間関係学」といっても、必要性は何となく理解できますが、では具体的にはどんな内容なのか浮かんできません。他国ではこの問題にどう取り組んでいるのかも参考になるでしょうが、きっと各国も悩んでいるのではないでしょうか。
「人生いろいろ、人もいろいろ」ですからね。
様々なストレスに打ち勝つ方法を教えた方が、手っ取り早いようにも思えますが、ダメですかね。

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