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2018年3月23日 (金)

警報装置が誤作動する

 私の団地の火災報知機が、夜中にけたたましく鳴ることがあります。どこかのお宅が火災かもしれませんので、眠い目をこすりながら2階の火災受信機(中央表示盤)を確認に行きます。やがてセンターの警備員が来てくれます。たいてい、湿気の影響で報知器が誤作動したんだろう、ということで落着します。

 仕事場の子どもたちのケンカを見て、警報装置の誤作動と同じだなと感じました。相手の言動を敏感に感じ取り、あるいは解釈を誤り、癇癪を起こす(誤作動の警報を鳴らす)のです。相手のちょっとした言葉にきれてしまったり、極端に落ち込んだりします。   

 こうした子どもにはいろいろな背景があります。小学生低学年の段階で問題を抱える子どもの大半が、子どもの責任ではないところに難しい背景を抱えています。みんな俺を仲間はずれにする、大人は敵だ、大人はいい加減だ、と思い込みます。自分は安全に守られているという安心感が持てないのです。安全装置が脆弱ということになります。もちろん、逆境を「なにくそ」と頑張ってテコにする健気な子もいます。
 
 安全装置が脆弱なことが、警報装置が敏感で誤作動を起こしやすいことの理由です。不安な自分の身を守るために、そうならざるを得ないのです。そうじゃない場合もあるよ、ということをそれとなく教えてあげて考え方を徐々に矯正していくことが必要です。

 安全装置が脆弱のため警報装置が誤作動する。まるで私のことを述べているようです。

膨らんだ桜の蕾の上に春の雪 2018.3.21
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コメント

ヨッキーさんへ
コメント、ありがとうございます。
変わった本をお読みですね。日本陸軍の精神力(それも怪しかったですが)だけで科学的な観察力が乏しかったことを思い出します。「突っ込め!}と大声を出すのは、本当は怖かったからでしょうね。 くりりん

U.S.ARMY SURVIVAL 「簡単な安全手順は、自分の周囲を冷静な目で観察しつづけることである。好奇心と不注意は怪我と死をもたらすからである。」p135
USA陸軍では上のように教えているようです。
日本陸軍のように「突っ込め」というのは危機対応的には愚の骨頂ですね。
子どもたちに「弱虫の勧め」・「恐がりの大事」を教えたらどうでしょうか。

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
確かに、安全装置が強固でも何か問題を起こしそうですね。強い信念(偏った信念かも)を持った場合です。他人に迷惑を掛けることになります。人間は難しい生き物です。
くりりん

なるほど人間にも安全装置があるんですね。でも安全装置が強固な場合も何か問題を起こしそうです。この場合は警報装置の誤作動はないのかもしれませんが、本作動はあります。
いずれにしても人間って難しい生き物ですね。

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