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2018年10月30日 (火)

再び部活動を考える

 部活動は普通、異年齢集団の生徒の寄り合い所帯です。その中に、先輩がいて、後輩がいて、同学年生がいて、その全体を取り仕切る部長がいます。当然そこには、揉み合い、揉まれ合いがあります。いじめる先輩がいるかと思えば、それを庇ってくれる先輩もいます。後輩は先輩に従うのが普通ですが、先輩だからといって油断はできません。いい加減な先輩に対しては、後輩が陰で批判したり、馬鹿にしたりもします。同学年生は親しい仲間であると同時に、正選手の座をめぐって切磋琢磨する競争相手にもなります。

 この中で生徒は、厳しい練習と同時に、縦横の難しい人間関係をこなす術を自然と学んでいきます。部活動をしている生徒にとって、部は一つの社会そのものです。ガキ大将に率いられた近所の子ども集団がなくなった今、部活動はそれに替わる貴重なこども社会を提供してくれています。

 何故この日本独自といってよいほどの素晴らしい活動を、国はその教育施策の中でもっと生かそうと考えないのでしょうか。「総合学習」などという、結局はよく分からなかったものを導入してお金を使うよりも、余程その方が効果的です。前号でも言いましたが、部活動はもっぱら顧問の教員の熱意で運営されています。生徒の体力や家庭生活とのバランスを考えながら、顧問の教員は、自身の体力や家庭生活、そして校務とのバランスにも苦しみながら活動しています。  学校教育の中での部活動の位置づけをしっかりさせ、指導する教員に活動しやすい環境を作ってあげることが必要だと思います。

<参考>
「部活動を考える」2018.10.26

http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-1a9e.html

秋日和 2018.10.27
P1040278



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教育・学校」カテゴリの記事

コメント

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
最近の部活動は、教職員の労働時間の問題にされていますので、その面からみるとネガティブな印象となります。でも、スポーツや芸術の裾野を広げた功績と、やんちゃな生徒が部活動で立ち直りのきっかけを作った等、成果もあります。体操や水泳などの優れた生徒は、部活動に一応籍は置いていましたが、普段は地域のクラブで練習していました。  くりりん

学校の部活動というのは日本独自のものなんですか。学校には部活動が当然のようにあると思いこんでいましたので、少し驚いてます。
部活動を通じて人間教育を学んだ生徒が沢山いたであろうと思うと、大げさかもしれませんが、今の日本の文化・経済・スポーツなど多方面に貢献してきたんだと言っても過言ではないかもしれません。
文科省も部活動について、よく考えなければいけないと、今更ながら今日新たに認識しました。

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