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2018年11月13日 (火)

ほどほどの苦楽

 在職中は仕事上のストレスが溜まると、きまって定年の日が待ち遠しく感じられたものでした。定年前の1年間は、特にそうでした。同時にその時思いました。いざ定年の日を迎えて少し経つと、かえってあのストレスの日々が妙に懐かしく思い出されそう、きっとそうなるだろうと感じていました。その通りでした。

 難しい問題に頭を悩ませた日々には、それをクリアできた時の達成感がありました。ストレスの日々の合間にやってくるたまの休日には、ほっとくつろげる時間がありました。つくづく、「苦」と「楽」は表裏の関係だと思います。もし難しい問題もストレスもない毎日だったら、もし毎日が日曜日だったら、仕事の達成感も休日のくつろぎもなくなります。もう「楽」を感じることはさほどできないでしょう。「苦」があってこその「楽」だと、心の底からそう思います。

 定年後は、有り余る膨大な時間を与えられます。遊びや旅行や趣味だけでは、しばらくは良いにしても、貧乏性の私の性格からして、やがては行き詰まるだろうと考えました。そこで仕事とボランティアの道を選びました。これは正解だったと思います。かって程のストレスではありませんが、ここにも適度なストレスがあります。適度な時間的拘束もあります。ほどほどの「苦」が作れますので、ほどほどの「楽」を感じることができます。体力と相談しながらの、ほどほどの苦楽が定年後には最適です。

昭和記念公園 2018.11.2
P1040301

P1040302

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定年後・高齢化社会」カテゴリの記事

コメント

マリーナさんへ
コメント、ありがとうございます。
「あとからしみじみ思うこと」と「道に迷っているばかり」、現実はその歌詞の通りでしょうね。私も戻れないし、戻りたくはありません。 くりりん

この投稿を読んで、昔ヒットした「青春時代」という曲を思い出しました。その中には確かこんな詞があったと思います。「青春時代が夢なんて、あとからしみじみ思うもの、青春時代の真ん中は道に迷っているばかり」。
私はもう一度現役に戻りたいかと問われたら、絶対嫌ですね。でも歳は取りたくないです。

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