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2019年6月11日 (火)

悩んでいる相手の話をどう聴くか

寂しいと思っている人、辛さを感じている人、悔しいと思っている人、怒りを感じている人。相手の悩みは様々です。そうした相手の悩みを聴く時の、こちらの対応方法の研修を数年前に受けました。講師の名前は忘れましたが、なるほどな、と思いました。研修内容はこうでした。

悩みを打ち明けられた時に、私たちは解決策を与えがちです。あるいは選択肢を提示しがちです。でも、大多数の相手が期待することは、そういうことではありません。自分の本当の気持ちを分かって欲しいだけなのです。こちらの返答に、相手は「そう、そうなんですよ」と言いたいだけなのです。

相手の言いたいこと(メッセージと講師は言いました)をこちらがキャッチします。次に相手のメッセージを言語化します。例えば、「○○○が悲しかったんだね」、「○○○が辛かったんだね」、「○○○が悔しかったんだね」、「○○○に怒りを感じたんだね」、のように返答します。○○○が言語化した部分です。場合によっては、「○○○だったんだね」と、相手の言葉のオウム返しでもよいようです。

メッセージがこちらには分からない場合は、沈黙しながら頷く方法もあります。あるいは、相手が幼子なら黙って抱きしめてあげる手もあります。こちらの理解、共感、同情などの気持ちが、これでも相手には伝わります。これは、研修を聞いた後の私の感想です。

こちらから提示する解答や選択肢は、相手が自力で見つけたものではありません。与えられたものは、自分のものにはなりにくいのです。そのうちに、相手は時間をかけて自分で解答を見つけるでしょう。こちらはそれまで不安になりますが、相手が解答を見つけるまで待たなくてはなりません。

かつて生徒の話を聞く時に、あるいは自分の子どもの話を聞く時にも、そうじゃなかったな、と私は反省しきりです。今でも、私は他人の話を聞く時に、不安に駆られてついつい私の方が一方的に話してしまいます。私はその度に反省します。

<参考>
「ただひたすら黙って聴いてあげる、それが一番」2015.10.9
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-53b1.html

 

紫陽花の季節 2019.6.11 

P1040832

<今日のメロディー>
あめふり♪
https://youtu.be/p6zELBM6vCA

 

 

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