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2019年9月17日 (火)

負の連鎖

もう40年以上も前になりますが、中学生の一部にシンナー遊びが流行したことがありました。ある時、シンナーがやめられない生徒を呼んで、私は強い口調でこう叱りました。「どうしてそんなことをやるんだ!」その生徒は答えました。「俺達だって嫌なことが毎日いっぱいあるんだよ。先生達だって嫌なことがある時は酒を飲むだろ。」

ほとんど自分の責任ではないところに、厳しい背景を抱えた子どもたちがいます。その背景は例えば、経済的な困窮や家庭内の不和等です。こうした厳しい背景を抱えながらも、健気に頑張っている子どももたくさんいる一方、学校で問題を起こす子どもの大半が、こうした厳しい背景を抱えていることもまた事実です。家庭内で満たされない気持ちや鬱憤が、学校の中で教師への反抗や弱い者いじめとなり、器物破損あるいは薬物への逃避に向かいます。

児童虐待が新聞、テレビでニュースになります。実の親に虐待され、中には死に至る子どもがいます。鬼のような親であることは事実ですが、そうした親の大半もやはり厳しい背景を抱え、実は小さい頃は似たような境遇で、自分がやったのと同じように親から育てられた経験を持っています。同じような境遇を背景に同じような子育てがされ、その結果子どもの非行や親からの虐待が同じように繰り返されます。負の連鎖です。

彼らは孤独です。こうした家庭の親や子どもへの相談機関の充実と、関連予算の上乗せを切に望みます。

<参考>
「罪はその人だけの責任か」2009.3.20
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-8a38.html

<今日のメロディー>
赤とんぼ♪
https://youtu.be/gvPTZOJvAqo

 

 

 

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