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2019年12月27日 (金)

巡るストレスの終点

政治家はメディアに用心します。うっかり失言などしようものなら、メディアは視聴者購読者すなわち国民を煽って政治家を袋叩きにします。結果、政治家は出処進退を問われます。

役所は住民に用心します。役所の人間が住民に威張っていたのはもう昔の話です。今はちょっとしたことでも、すぐに苦情の電話や手紙が住民から役所へ殺到します。

企業は消費者に用心します。お客様は神様です。理不尽な苦情にも懇切丁寧に対応します。電話の窓口で担当者は、馬鹿丁寧この上ない口調で「ありがとうございます」を繰り返します。

病院は患者に用心します。下手な診断や手術などしたら途端に訴えられますから、普段から「患者様」と呼んで患者第一のふりをします。

学校の先生は保護者に用心します。何かあると保護者は学校へ乗り込み、いきなり「校長を出せ!」と怒鳴るからです。教育委員会に訴えたり、弁護士さんや議員さんも登場したりします。
 
みんなびくびくしながら地雷原の上を歩いています。情緒不安定になりストレスを抱えます。ストレスのはけ口をどこかに求めます。うまいこと国民住民消費者患者保護者の側に立った時は、そのストレスをはき出す絶好のチャンスです。政治家役所企業病院学校はこちらが文句を言っても滅多に言い返してきませんから、安心して攻撃できるのです。

生活環境があまりに過酷でストレスを解消しきれない気の毒な親や、どこも攻撃できない小心な親は、知らず知らずに我が子をそのストレスのはけ口にします。はけ口にされた子どもは、学校で自分よりも弱い子をいじめてそのストレスを発散します。巡るストレスもここが終点です。最後はいつも弱い子どもです。

米軍の旧上瀬谷通信施設の跡地(2027年花博の候補地)2019.12.24
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<今日のメロディー>
お正月♪
https://youtu.be/fcSrPUNAiLw

 

 

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