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2020年1月24日 (金)

肥後守

肥後守は簡易折りたたみ式ナイフで、日本で戦前から使われていました。このナイフが最近見直されているようです。静かなブームという声もあります。どこかの小学校では、これを新入生全員へ贈っているそうです。道具を使う緊張感を養う、集中力を高める、たとえ自分がケガをしてもその小さな痛みの中から他人を傷つけない使い方を学んでいく、新聞にもそう書いてありました。どうしてもっとたくさんの学校でこれを使わせないのかと、そう言いたげです。お説ごもっともです。ではそんなに良いこと尽くめの肥後守が、どうしてほとんどの学校では見掛けなくなってしまったのでしょうか。

どんなに学校の指導が徹底していても、ナイフがあればそれを不適切に使用する子どもの存在を否定できません。ナイフを振り回す子どもも一定の確率で必ず出てきます。そして不幸にも、学校で子どもが他の子どもや教師にナイフでケガをさせると、これはニュースになります。マスコミは学校を責めます。教師は指導力不足を責められ、日頃の指導のあり方を問われれます。校長はその責任を問われ、警察からはもちろんのこと、保護者からもマスコミからも教育委員会からも釈明と説明を求められます。下手をすると保護者集会で吊し上げになり、校長は眠れない日々を過ごします。こうしてナイフは、今後その学校では使用禁止になります。

どんな良いことにもそれなりのリスクがあります。そのリスクが現実のものになった時、今後それを避けるために、本当は大事なものが代わりに失われていったのです。その流れに抗しきれなかった学校と教育委員会にも責任はあります。でもはっきり言いますが、学校からナイフを追放したのは、一部の保護者と彼らを煽ったマスコミです。かつてそれに加担したマスコミに、今更のように肥後守の教育的意味など説かれたくはありません。お察しの通り、肥後守は他にもたくさんある中のほんの一例に過ぎません。

<今日のメロディー>
「欲しがりません勝つまでは」
https://youtu.be/azXI6GZ5AlE
小さな子どもまでこんな苦労をさせていたと思うと・・・(涙)。

 

 

 

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コメント

釣りバカさんへ
コメント、ありがとうございます。
そうだったんですか。私は自分でも知らぬうちに? Internet Explorer から Microsoft Edge に変わりました。 くりりん

パソコンは換えてませんが、Internet ExplorerではなくGoogl Chromeを普段使うようにしました。後者の方が動作がかなり速いです。

釣りバカさんへ
コメント、ありがとうございます。
「結果論でことの善悪が決まってしまうことが多々あります」。正にそれが、この記事で言いたいことです。この記事は、平成23年12月23日のものの焼き直しです。その小学校が、肥後守を今でも新入生に配っているかどうかは確認していません。すみません。(ところで、釣りバカさんは、パソコンを換えましたか?)

肥後守を新入生全員に配っている小学校があるんですか。それは凄い勇気のある決断だったと思います。そこに至るまで、学校内でどんな議論があったのか、是非知りたいものです。
きっと賛否両論、侃々諤々の議論があったことと想像されます。
結果論でことの善悪が決まってしまうことが多々ありますが、ちょっとしたことで右往左往する昨今の風潮に、一石投じた快挙と言って良いと思いました。

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