« 低機能なら安くて安心 | トップページ | たちまち太郎はおじいさん »

2020年2月18日 (火)

やっぱり二宮金次郎

東大生たちの親の年収グラフというのを見たことがありますが、見なくても中味は想像できます。犯罪を犯した人たちの親の年収グラフというのは見たことがありませんが、こちらも想像はできます。少々皮肉な例え話ですが、お金持ちの家の子どもは親が作ってくれた恵まれた環境の中で勉強して、将来は検事や裁判官になります。そして貧乏な家の子どもから成長した犯罪者を裁く立場になります。貧しくても頑張って立派な立場になった人もたくさんいることはもちろん承知していますが、割合と傾向の話ではこうなります。

親による我が子への虐待事件が相次いでいます。そうした親の多くは、貧しい20歳前後の若夫婦です。虐待を受けた子どもは、やがてそのストレスを学校で発散させます。親には見放され、学校では問題行動を起こし、先生には叱られっぱなしの日々を過ごします。学習も進まず自尊感情を持てずに社会を恨むようになり、やがては犯罪に走ります。結婚して子どもが生まれても、自分がかつて育てられたようにしか育てられませんから負の連鎖になります。子どもは親を選べませんが、親のハンデは子どものハンデとなって連鎖します。

子どもを持った貧しい親に、具体的な教育支援はできないのでしょうか。生活保護費のような一括支給ではダメです。その中に入っているはずの例えば教育扶助(学用品、修学旅行費など)は、一部のダメ親だと酒代や遊興費に消えてしまう可能性があります。子どもの教育扶助を別にして外部機関が管理する、出来れば学用品などを現物で支給する、参考書購入専用の図書券を配布する、美術館や音楽会の無料チケットを配布する、学習塾の費用を補助する。お金持ちの家庭で子どもにしてやっていることの一部でも、貧乏な家庭でも子どもにしてやるようにはできないものでしょうか。

自分の責任ではないところに、生まれついてのハンデを背負っている子どもたちがいます。彼らに学習機会を保障し、努力次第で向上できるという夢や希望を持たせるのです。貧しくても努力で成功した人物の物語をたくさん聞かせるのもいいでしょう。それならやっぱり二宮金次郎です。

<参考>
「教育・学校」編 バックナンバー
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-d1e82d.html

<今日のメロディー>
二宮金次郎♪
https://youtu.be/3iJ92GsxWgk

 

« 低機能なら安くて安心 | トップページ | たちまち太郎はおじいさん »

教育・学校」カテゴリの記事

コメント

ヨッキーさんへ
コメント、ありがとうございます。
経済格差に問題がある、と識者はみんな言います。でも是正はなかなかできません。民主主義は時間が掛かりすぎです。「でもいつかは終わるでしょう。始まりは終わりの始まり、と言います。地球資源は限界があります。」その通りですね。終点はどこで、それはいつ起きるのでしょう。終点は人類絶滅か?

今問題になっている喫緊の課題ですね。
先進的な資本主義国共通の課題です。原因ははっきりしています。資本主義です。資本主義はその仕組みに格差が仕組まれています。富めるものはより一層富み、富に与れないものはますます貧しくなる、それは資本主義が「剰余価値」をエネルギー源にしているからです。生活に少しでも余裕があれば「剰余」は投資に向かいます。「金貸し」です。じゃ誰に貸すか、生活に余裕のない人です。「金貸し」はタダでは貸しません。必ず「利息」をとります。生活に余裕のない人は、ただでさえ余裕がないのに、利息を払って金を借ります。ますます、貧富の差は開きます。
その毒を皆んな分かっています。でもこれ以外の経済の仕組みを作れないので、ダラダラ資本主義が続いています。
でもいつかは終わるでしょう。始まりは終わりの始まり、と言います。
地球資源は限界があります。限界が見え始めたら、独り占めは糾弾されます。そうなれば、地球資源の公平な分配が中心になった経済の仕組みが主導権を持ち始めるかもしれません。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 低機能なら安くて安心 | トップページ | たちまち太郎はおじいさん »