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2020年6月12日 (金)

漢字の間違いくらいで文句は言わない

麻生さんが首相在任中のことですが、彼の漢字の誤読が一頃話題に取り上げられました。未曾有を「みぞうゆう」、踏襲を「ふしゅう」などです。マスコミに叩かれ、首相としての資質を問われました。漢字の読める人も、本当は読めない人も、みんなで彼を笑い者にしました。たまたま当時首相だったので、私は気の毒だなと思いました。 

漢字の間違いくらいは誰にでもあることです。話のプロのアナウンサーも間違えます。私は小学校時代、教師の漢字の読み間違いを指摘して得意になったことがあります。そういう私は、あろうことか自分自身の名字の漢字を長いこと書き間違いしていました。それを指摘され、そんな馬鹿なと辞書を調べて自分の間違いを知りました。とうに50歳を過ぎた頃でした。愕然としました。

名字はともかく一般の漢字なら、自分の読み方書き方が正しいと固く信じて、他人の間違いを指摘したつもりで実は自分の方が間違えていたことに気づかされた、という人もいるかもしれません。たとえこちらが間違えても、恥をかかせてはいけないと周囲の人が気遣って指摘してくれない、ということだってあるかもしれません。油断はできません。

知己の読み方は、本当は「ちき」なのに「ちこ」と誤読か、本当は「ちこ」なのに「ちき」と誤読か、一瞬私は記憶が混乱します。だから知己を読むとき一呼吸置きます。そんな私ですから、他人の漢字の間違いくらいで文句は言いません。一呼吸置いてそっと優しく指摘してあげます。いつも私の方が正しいとは限りませんので、優しくかつ恐る恐る指摘してあげます。

ベランダのランタナ 2020.6.9
P1050913

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ヨッキーさんへ
コメント、ありがとうございます。
私は漢字の書き間違いがよくあります。恥ずかしくてここでは言えませんが、何度も書き間違えました。平仮名も、私の書き方は正式ではないのかもしれません。外国では結構な大人もスペルを間違えるのでしょうか。日本の歴史上の人物の書いた手紙は結構残っていると思いますが、彼らの文字の間違いをリストアップした本はないのでしょうか。歴史上の人物と仲良くできるような気がします。 くりりん

夏目漱石の小説を読むとルビ(ふりがな)がふってあります。
ふりがながふってある漢字には当字がけっこうあります。
漢字の読み書きが厳格になったのは「当用漢字」なるものが戦後できたせいではないでしょうか。
旧仮名遣いをすることを禁じていますから。もちろん漱石の当字などもってのほかです。
つい最近大分県の小学校で振り仮名ついた本は読むべからず、という学校が話題になりました。
県教委は慌てて、これは当該の学校が独自に行ったもので、県教委は一切関知していない旨の通達を出しました。馬鹿な教師がいたものです。
敗戦後占領軍は日本語をローマ字化するための調査をしました。指示を受けた日本人学者が調査したところ文盲率が極めて低くほとんどの日本人は読み書きができる調査結果を提出しました。
結果、実現はされませんでした。

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