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2020年7月 7日 (火)

数の数え方

英語の数えられる名詞と数えられない名詞、複数形の作り方とその発音、英語を習いたての生徒にはかなり面倒な学習です。でも日本語の数え方に比べれば、英語のそれは何ということはありません。日本語を学ぶ外国人にとって、日本語の数の数え方ほど面食らうものはないのではないでしょうか。

紙は1枚2枚と枚で、木は1本2本と本で数えます。車は台、本は冊、椅子は脚、服は着で数えます。同じ生き物でも虫は匹、魚は尾、鳥は羽、大きな動物は頭で数えます。まだまだたくさんあります。私などは魚も匹ですし、匹なのか頭なのかよく分からない動物もたくさんいます。帽子や墓や硯にも数え方があるようですが、これも分かっていません。分からない時は、とりあえず1個2個か1つ2つで済ませます。日本人の私でもそうですから、外国人はもっと分からないでしょう。

「1・2・3・4」は「いち・に・さん・し又はよん」と読みますが、「1つ・2つ・3つ・4つ」では「ひと(つ)・ふた(つ)・みっ(つ)・よっ(つ)」、「1個・2個・3個・4個」では「いっ(こ)・に(こ)・さん(こ)・よん(こ)」、「1人・2人・3人・4人」では「ひと(り)・ふた(り)・さん(にん)・よ(にん)」です。同じ1・2・3・4でも使い方で読み方が変わります。さらに、「1本・2本・3本・4本」は「(いっ)ぽん・(に)ほん・(さん)ぼん・(よん)ほん」のように、同じ本がぽんほんぼんと読み方が変わります。日本語を学ぶ外国人は怒り出さないのでしょうか。

こうした数の数え方は煩雑で面倒ではありますが、日本語の豊かさの現れでもあります。それは日本人の感情の豊かさや細やかさに結びつき、日本文化の多層や伝統を示すものと言ってもよいのではないでしょうか。とりわけ、「1個上の学年」とか変な言い方をよく耳にする最近は、特にそう思います。「1個」上の学年ではなく、「1個上」の学年という変なイントネーションで聞けば、尚更にそう思います。 

<今日のメロディー>
七夕さま♬
https://youtu.be/3WSglvq06Go

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

釣りバカさんへ
コメント、ありがとうございます。
英語は(他の外国語も)コミュニケーションツールですので、「話せて、読めて、書く」ことが求められます。少なくとも、中学校の英語は会話ができればよいと思います。高校受験がネックですね。今は中学校の英語の授業は週に何時間あるのか知りませんが、公立中学校で週に3時間の時代がありました。これでは受験のための授業になります。高校受験は英会話だけにする、あるいは英語は受験科目からはずす、かしないとダメでしょうね。
<参照>「英語教育大改革」nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-6842.html

本当に日本語は難しい言語です。日本語を学ぼうと試みた多くの外国人は、きっとその複雑さで挫折していると思われます。要する言葉、特に日本語は理屈抜きで覚えなければいけませんし、日本人はみんな子供の頃から、特に文法など習ってから日本語を覚えたわけではありません。ところが、今はどうか知りませんが、英語の学校教育では、文法を教えてから(教えながら)言葉を教えてます。そもそも文法って必要なんでしょうか。言葉の成り立ちを知って何なのかと思います。
そういえば、中学生時代の英語の教師が授業の初めに「英語は?」というと、生徒全員が「暗記に明けて、暗記に暮れる」と唱和したのを思いだしました。
私たちは歩くのに、右足が前に出た時に左腕が後ろに行き、左足が前に出た時に右腕が後ろに行きます。こんな事、理屈で教えてもらって歩こうとしたら、きっと大半の人は転んでしまうでしょう。文法ってこんな感じではないのでしょうか。

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