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2020年9月 1日 (火)

夢はウソをつかない

黒澤明監督の映画に「夢」という作品があります。この作品は8つの夢の物語で構成されています。それぞれの夢物語の根底にあるメッセージは、人の持つ根源的な不安だと思います。不安は願望の裏返しです。様々な内容の不安と願いを、それぞれの夢物語の中で黒澤監督は表現したかったのではないでしょうか。

どういうわけか人を殺して床下に死体を埋めていたような気がする。長いことそれをすっかり忘れていたが、ぼんやりと思い出されてしまい、もし本当だったら大変なことになる、どうしようという不安に襲われる。そういう夢を見たことが再三あります。私が抱える何かの不安が、人殺しという具体的な形に姿を変えて夢の中に現れたのだと思います。

人の臓器は実にうまく出来ていて、持ち主が知らないうちにそれぞれが様々な機能を果たしてくれています。持ち主が眠っている間に、脳が勝手にやっているのが夢です。人の臓器の最高位にある脳がやっていることですから、夢に意味がないわけはないだろうと想像します。本人でさえ自覚していない潜在的な不安を、形のあるものにして昇華しているのが夢ではないでしょうか。

私ももちろんそうですが、私たちは大なり小なり外装を取り繕って生きています。とりわけ外に向かって強い言葉や態度を示す人は、それを鎧に内にある強い不安を無意識のうちに隠しています。ところが夢の中ではそれを隠しきれずに、その不安が正体を現してしまうのです。

夢は不安を表現し、不安は夢となって現れます。人は夢の中では取り繕いもウソも出来ません。トランプさんは夜どんな夢を見ているのでしょう。ちょっぴり興味があります。

<今日のメロディー>
虫の声
https://youtu.be/St1kFEFvEaw

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コメント

ヨッキーさんへ
コメント、ありがとうございます。
大抵の人は、一晩で3~4個の夢を見るようです。ところが、夜中に目覚めた当初は、直前に見た夢は覚えていますが、朝になると覚えていません。夢は視覚が見ているわけではなく、脳が見ているから、と言います。それも理由の一つかもしれませんが、不安を昇華するため、覚えていないような処理を脳がしているから、だと思います。 ところで、私も眠れません。夜中に3回くらいトイレに起きます。3回目にトイレに起きた後は眠れません。早朝覚醒です。 くりりん

夢はよくみます。
朝、起床して覚えていることはほとんどありません。
起きたらやることがあるのでそれに気を取られて忘れてしまいます。
エヤコンで寝てると体が冷えるせいか熟睡できないし、夢見も悪いです。
若い頃のようにすやすや眠りたいものです。夢ひとつ見ないで。
夢を主題にした絵画の流派があります。超現実主義(シュールリアリズム)といいます。
そのせいでフロイトの「夢判断」なんて昔読みました。
ガストンバシュラールという人の「水と夢」というのはゼミの教科書でしたね。
全部忘れました。
読んだのは夢だっかもしれません。

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