宇宙・SF

2020年9月 4日 (金)

「それ」はいつ起きるのか、「これ」はいつ終わるのか

「2001年宇宙の旅」というSF映画は、今から52年前の1968年に初公開されました。地球外知的生命体との遭遇や、宇宙船内の人工知能HALが乗組員を攻撃するシーンなどがありました。SFですから空想は全くの自由ですが、そういうことも未来には起こり得るという多少の前提はあります。当時の人たちが2001年という近未来をどのように想像していたのかを、この映画からある程度窺い知ることができます。

翌年の1969年、アポロ11号が人類初の月面着陸を成し遂げました。それ以降、2000年代を舞台にしたたくさんのSFが生まれました。核戦争や核のテロ、ロボットが人間を襲う社会、知的生命体とのファーストコンタクトや宇宙人襲来等々が主要なテーマでした。今でも依然それらがSFの主要テーマであり続けています。ところが2000年代に入って既に20年が経ちますが、このどれもがまだ実際には起こっていません。知的生命体はおろか、単純な原始的生命すら地球以外の星では確認されていません。「それ」は一体いつ起きるのでしょうか。

それでいて戦争だけは相変わらずです。「2001年宇宙の旅」が公開された1968年に「プラハの春」がありました。旧ソ連軍がチェコに侵攻しました。その前後には第三次中東戦争、中ソ国境紛争がありました。1965年にアメリカが軍事介入したベトナム戦争は、およそ10年間続きました。

今でも戦争、内戦、紛争が世界のあちこちで続いています。チンパンジーと枝分かれした700万年前から、ヒトは水や食べ物をめぐって他のグループとずっと縄張り争いを繰り返してきました。700万年も続いたことですから、100年や200年くらいでは簡単に終わらないのでしょう。一体「これ」はいつ終わるのでしょうか。

<今日のメロディー>
里の秋♬
https://youtu.be/e2vkuDPLqYo

 

 

 

2020年8月25日 (火)

存在と無の境目

宇宙はどんどんと膨張しているそうですが、膨張の外側には何があるのでしょう。何もなくて「無」だと学者は言いますが、無とは何なんでしょう。そこは多分、時間も空間もない世界なのでしょうが、そういう世界が私には想像ができません。私が死んだ後の私の認識は無になりますが、それと似た世界なのでしょうか。そもそも膨張する宇宙と無の境目はどうなっているのでしょう。やはり不思議です。

極大の世界を宇宙とすれば、極小の世界は素粒子でしょうか。分子→原子→原子核→陽子、中性子、電子→素粒子と、どんどんと最小の単位が見つかっています。物質を細分化していって最後にたどり着く究極の単位が素粒子だそうです。新しい素粒子も次々と見つかっています。もうこれ以上細分化できない最小の単位という存在が、これまた私の理解を超えています。その存在にそれ以上小さな構成要素がないとすれば、それは一体何で出来ているのでしょうか。存在と無の境目はやはり不思議です。

極大と極小のそのどちらもが無と隣り合わせだとすれば、無は極大と極小の接着剤かもしれません。接着剤は無ですから、当然極大と極小も隣り合わせになります。ドーナツのようにぐるりと一周しているのでしょうか。宇宙の研究に素粒子論が必要な理由も、これで少し合点がいきました。


近所の人からのもらいもの(赤いオクラがあるのを初めて知った)
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2020年8月11日 (火)

私たちをはるかに超えた存在が

宇宙の歴史137億年の中で、地球は46億年前に誕生しました。誕生した地球にはその後たくさんの隕石が降り注ぎ、そうした隕石の一部にたまたま付着していた有機物のアミノ酸から地球に生命が誕生した、と言われています。私たち地球上の生命がここまでやってくるのには、実に46億年の気の遠くなるような歳月が必要だったわけです。

人類がチンパンジーから枝分かれしたのは700万年前です。地球の歴史から比べれば1/600にも足りませんが、とにかく700万年かけて人類はここまでやってきました。もし生きながらえているならばの話ですが、1億年後の人類は一体どこまで進歩しているでしょうか。700万年の14倍以上です。全く想像もできません。

地球よりも1億年前に誕生した星の中で、もし私たちと同じような知的生命が誕生したとすれば、「彼ら」は私たちより1億年先を走っていることになります。「彼ら」は宇宙の始まりと終わりを知っており、超越したテクノロジーで時間と空間の全てをコントロールしているかもしれません。宇宙の全てを知り尽くしコントロールして、ひょっとすると宇宙の終局を逃れる術も心得ているかもしれません。「彼ら」のテクノロジーが想像を絶するのは、私たちの1億年後がそうであるのと全く同様です。

既に「彼ら」はこの宇宙を支配していて、私たちはその存在に気がついていないだけかもしれません。地上の蟻が地球を支配する私たちに気づかないのと全く同様です。もしこの宇宙が知的生命で溢れているとすれば、その最先端を走る「彼ら」なら、決してあり得ない話ではないような気もします。

<今日のメロディー>
小さい秋みつけた♬
https://youtu.be/wtUNRjF7nQA

2020年8月 7日 (金)

ロボットのもうひつの未来

お掃除ロボ、介護ロボ、医療ロボ、癒しロボ、受付ロボ。ロボットが既に多方面で活躍しています。瓦礫だらけの福島原発の建物内を歩き回り、メルトダウンした核物質を処理するロボットもあります。ロボットの未来は私たちに明るい希望を持たせます。

善用ロボットがあるなら、悪用ロボットも開発可能です。家人の留守に掃除をしてくれるルンバがあるなら、家人の留守に勝手に動き回って家の中を嗅ぎ回る情報収集ルンバだってできるはずです。生産ラインのロボットにウィルスを送り込んで、ラインの破壊を命じることだって可能でしょう。アザラシ型の癒し系ロボットが急に人間に襲いかかったり、要人を狙う暗殺ロボ、一般人を無差別に襲うテロロボもできるかもしれません。

既にセコムでは、侵入者をいち早く感知して空中を飛びながら警告したり撮影したりするドローン型ロボットを完成させています。侵入型攻撃型ロボットを阻止するロボットも開発されるでしょう。人間が戦争を克服していなければ、未来社会では間違いなく戦闘用ロボットができるでしょう。もう出来ているかもしれません。最終的にはロボット同士が戦うことになります。古代ローマの剣闘士の戦いを見物したローマ人同様、そして今、 ボクシングの試合に熱狂する私たち同様、未来にはロボット同士の格闘技を私たちは見物するでしょう。

鉄腕アトムのように、ある日突然自分がロボットであることに気づいて、人間ではなかったことを悲しんだり、鬱になるロボットも出てくるかもしれません。

<今日のメロディー>
金魚の昼寝♬
https://youtu.be/I1LSiH6oceI

 

 

2020年7月 3日 (金)

細菌も人も星も

人間の体内には微生物の一種である細菌が無数に住み着いています。常在菌というそうです。特に腸内には、一人あたり100種類以上、数で約100兆個もの腸内細菌が住んでいます。成人一人に存在する腸内細菌の総重量はおよそ1.5㎏で、一列に並べると地球2周半もの長さになると書いてありました。1個では目に見えない細菌ですので、想像を超える数であることが分かります。彼らは宿主(人)が摂取した食物に含まれる栄養分を栄養源として生活し増殖しています。

体内に住む細菌のうち、人の健康維持に貢献する「善玉菌」は20%、人に害を及ぼす「悪玉菌」が10%です。「善玉菌」は人にエネルギー源を供給したり、外部から侵入した病原細菌の増殖を防いだりしてくれています。「善玉菌」「悪玉菌」以外は、良い働きも悪い働きもする「日和見菌」と呼ばれ、これが70%を占めています。

ただ面白いのは、「善玉菌」でも他の菌と作用し合うと悪さをするヤツがあったり、「悪玉菌」でも状況次第では良い働きをするヤツもあったりすることです。なんだか私たちにとてもよく似ています。異なった種類の細菌が、お互いにせめぎ合いながらもバランスを保って生態系を築いています。お互いが共生すると同時に、宿主である人とも共生しています。このバランスが崩れると、宿主(人)が病気になります。

私たち人間も、地球という殻に住み着いている一種の微生物のようです。善人、悪人、日和見人がいて、相互に作用し合いながらバランスを保ち、他の種類の生き物とも共生しています。このバランスが崩れると、戦争になったり地球環境が破壊されます。地球の病気です。そして地球自身も、太陽から恩恵を受けながら、他の星々ともバランスを保ちつつこの宇宙で運動し存在しています。体内の細菌も人も星も、それぞれの宇宙の中でバランスを保ちながら一生懸命に生きています。

<参考>
「宇宙・SF」編バックナンバー
nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-b1a44b.html

あとは色づきを待つだけ(ベランダのミニトマトとブラックベリー)2020.6.29   
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2020年6月26日 (金)

待ち遠しいロボット

我が家では部屋の掃除は私の仕事です。掃除機を使って各部屋(と言っても数は少ない)を掃除します。もし私が死んだら、「お掃除ロボ」を購入すると妻は言っています。これを使えば、文句も言わずに留守中だってきれいに掃除をしてくれるから、だそうです。

衝突の危険を感知して、自動的にブレーキがかかる装置が最近の車には取り付けられています。目的地を入力すれば、自動運転でそこへ連れて行ってくれる車も開発されています。携帯自動通訳機みたいなものも、どんどんその能力が向上しています。将来は補聴器のように小さくなるでしょう。

会社の受付には来社した人に説明してくれる「案内ロボ」がいます。大規模自然災害に備えて「レスキューロボ」の開発が進められています。瓦礫の下から人を見つけて救い出してくれます。次の大地震では活躍してくれそうです。介護の現場では既にぬいぐるみのオットセイが高齢者と応答し、老人たちに癒しを与えています。「介護ロボ」が人間に代わってきつい介助作業をやってくれる時代もすぐそこです。手術の切開から縫合までをやってくれる「医療ロボ」ができれば、手術の上手な医師を捜す手間もなくなります。もうすぐです。

先日、「富岳」という日本のスーパーコンピュータの計算速度が世界第1位に輝きました。コンピュータの能力が向上し、ロボットが人間の代わりをしてくれる時代になりつつあります。その応用範囲がどんどん広がっています。「お掃除ロボ」があるなら「お政治ロボ」だってあっていい気がします。経済政策の立案や利害関係の調整は政治家の主な仕事ですが、条件や情報を入力すれば、最適解の予算案や法案を「お政治ロボ」が導き出してくれるような時代も来るでしょう。そうなれば政治家も要らなくなります。

<今日のメロディー>
雨降りお月さん♬
https://youtu.be/mZUY3m9j2AQ

2020年5月26日 (火)

なぜヒトのみが突出しているのか

犬と猫の知能は同程度でしょうか。象とキリンはどうでしょう。専門家ではありませんが、私には同程度に見えます。蜂と蟻には知能はないかもしれませんが、水準は同じレベルのように見えます。この地球上には膨大な種類の生き物がいますが、中にはお互いに種は違っても同程度の知能や水準を持った生き物がいるだろうと想像します。それなのになぜ、ヒトには肩を並べる程度の知性を持った種がこの地球上で他にはいないのでしょうか。

ヒトがチンパンジーと枝分かれしたのは約700万年前です。きっかけは多分突然変異によるものでしょう。その後ヒトは、二足歩行→腕の活用→道具の製作と使用→脳の増大→知性の獲得、の道を辿ったようです。それなのになぜ、一方のチンパンジーはヒトほどには進化しなかったのでしょう。これも不思議です。

進化は適応と偶然の産物で、その進化により種が更に広がっていきます。新しい種の出現がある一方、絶滅する種もあります。地球の歴史46億年はもとより、1億8千万年生きていた恐竜に比べても、ヒトが生きてきた700万年はたいした期間ではありません。ヒトは更に進化するでしょう。次の700万年の間に、環境の変化に適応した突然変異のヒトの亜種が生まれ、古いヒトの種はやがて絶滅するかもしれません。あらゆる生き物が死を迎えるのと同様に、あらゆる種も最後は絶滅するでしょう。やがてヒトの亜種も死に絶えた後、全く新しい種が知性を獲得してこの地球を支配するかもしれません。

ヒトと覇を競うレベルの知的動物が他にいないのは単なる偶然で、今ヒトの種がこの地球上で繁栄を誇っているのも単に一時期に過ぎないものなのでしょう。ヒトの種の出現と繁栄は、生命全体の進化の歴史の中の偶然の一過程に過ぎない、私はそう思います。

<今日のメロディー>
散歩唱歌♬
https://youtu.be/0qV9E8SmIHw

 

 

2020年5月 1日 (金)

そうなっているのには必ず理由(わけ)がある、と想像する

血液はなぜ赤いのでしょう。赤いヘモグロビンがあるから、というのは理由ではなく結果に過ぎません。自らの生命の危機を視覚で捉えやすい個体が淘汰で優先的に生き残った結果、と私は勝手に想像しています。血液の赤くない生物もいますが、その生物はきっと赤色を視覚で認識することができないのではないでしょうか。これも想像です。

動物は一般的になぜ夜眠るのでしょう。私は植物の光合成との関連を想像します。生命の源は初期の段階で太陽の光と密接につながっていました。生命が植物と動物に分化するよりはるか以前のことです。植物が夜に光合成を行っていないのと、動物が夜に活動を行っていない(つまりは眠る)のとは、同じ生命活動の起源があると想像しています。

生物はなぜ死ぬのでしょう。個体としては病気にならないよう、あるいは病気になっても死なないよう、様々な生命維持システムが働きますが、最終的には死ぬようシステムが組まれています。死ぬからこその生物で、死ぬことが決してなかったらそれはもう生物とは呼べません。でもなぜ死ぬのでしょう。全ての生命活動の最終目的は種の維持にあると私は想像しています。個体の維持よりも種の維持の方が優先されます。種を維持するためには世代交代をしなければなりません。種の維持を図るために個体の死があるのです。

以上は全く科学的なデータに基づかない単なる私の想像です。当たってはいないかもしれませんが、そこに何らかの理由(わけ)があるのは確かだろうと思います。この宇宙に生命が誕生したのもきっと何かの理由(わけ)があるはずだと、これも私は想像しています。

<参照>
「宇宙・SF」編 バックナンバー
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-b1a44b.html

 

2020年4月24日 (金)

モーツァルトでトマトを甘くできるなら

モーツァルトの曲を聴かせると生長が早まる野菜があるそうです。この栽培方法を実際に取り入れている農家がすでにあります。麹菌にモーツァルトを聴かせて発育を促し、良質の酒造りをしている酒造店があります。音楽醸造酒「モーツァルト」と名前までつけています。モーツァルトの音楽に多く含まれる高周波音域の振動による効果だろうと言われています。最初は本当かいなと思いましたが、どうやら本当のようです。

植物や細菌だけではありません。モーツァルトを聴かせると乳牛の乳の出がよくなる、という話も聞きました。人のうつ病の改善にも、モーツァルトの曲が効果的だと聞いたことがあります。特定の音の振動は、脳への心地よい刺激を与えて心を落ち着かせる効果があるのでしょう。音楽によるこうした効果が確かなら、ニワトリの産卵率を高めたり、ブタの肥育を促進したり、漁場で魚を呼び寄せて漁獲量アップを可能にする音楽やある種の音もきっと見つかるでしょう。

特定の種類の生き物を誘引したり遠ざけたり音は簡単に見つかるでしょう。人間の耳には聞こえないような高周波又は低周波のある種の音を出して、ゴキブリの生殖能力を破壊するようなことも将来できるようになるかもしれません。恐ろしいことを考えつきました。人の脳の中の、怒りや攻撃の感情を司る部分に電極を埋め込んで、外部から遠隔操作である種の音でそこを刺激すれば、とりわけ格闘技の選手には有効かもしれません。ドーピング検査も通るでしょう。このやり方なら、戦闘前に一斉に戦闘能力の高い兵士を大量に作ることも可能になります。建物を破壊することなく、音の波動だけで人を殺すことができるような兵器だってそのうち作られるかもしれません。 

TV画面にほんの一瞬映し出され、無意識のうちに視た画像が視聴者をある種の欲望や判断へ誘い込む、そういうサブリミナル効果のことが一時話題になりました。私たちの知らないうちに、誰かがもうすでにある種の音を、私たちの脳の潜在意識下へ密かに送り続けているかもしれません。私たちが扇動されやすいのはそのせいかも。

<参考>
「宇宙・SF」編 バックナンバー
http://nobu-chin.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-b1a44b.html

四季の森公園 2020.4.22
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2020年4月15日 (水)

イルカに訊け

動物や植物のあるものは、驚異的な感覚の鋭さを保持しています。クジラは数百キロ離れた仲間の声を聞き分け、ガン細胞のにおいを嗅ぎ分ける犬もいます。自分の死を事前に悟って、自ら仲間を離れて墓場へ行く動物もいるそうです。洪水が来る前に、一斉に高台に巣を移動する虫がいます。虫に葉を食べられると、近くの仲間の木へ合図を出して虫の嫌がる成分を出すよう促す植物もあるそうです。

彼らの一部は、その驚異的な能力を使って天変地異を事前に察知しているようです。例えば東日本大震災の時も、地震や津波の起こるだいぶ前に、かすかな音やにおいや微震動を感じ、異変をいち早く察知して避難した海洋生物がたくさんいたはずだと思います。彼らは確かに何かを感じています。予知能力というよりも危険察知能力と言った方がよいでしょう。残念ながら人間は、脳が発達して計画性や工夫の対応能力を獲得した代わりに、こうした察知能力の大半を失ったようです。

震源域に生息するクジラ、イルカ、海鳥、魚類などのうち、比較的長命な海洋動物にGPS機能を取り付けたらどうでしょう。彼らの普段の周回行動を予め記録し、通常のそれとは明確に異なる異様な行動を一斉に取り出したら要注意です。緊急地震速報は地震発生のせいぜい数分前です。東大の地震研だって4年のうちに70%です。あまり当てには出来ません。イルカに訊けば一日前に分かるかもしれません。

 

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